ようこそ、ジェンダーフリーの世界へ☆

いま、様々な場所で問題になっている【性】に関すること。

トランスジェンダーインターセックスなど、一種の「疾患」として扱われることに疑問を覚えるお方も少なくないのではないでしょうか。

 

それもそのはず。

 

そのジェンダーは、実は【明確な区分はなく】、心身共にデーショをなしていることをご存知ですか?

 

「性別には明確な区分がなかった」とは驚きますよね😲

 

 

 

長く、この地球上では、性別二元制によって、男性あるいは女性のどちらかに分類されてきました。

 


 

私自身、性別というもので可能性を限られてしまうことを、幼少期から日常の中で敏感に感じ取り、少し苦手でありました。

それこそ、思春期に入り膨らむ胸や初潮で、やっと半ば強制的に「身体が女性だというのだから自分は女性なのだな」と受け入れたようなもので、母が感じてくれる成長への喜びとは裏腹に・・・自分の生きる範囲がとても狭くなったような心持ちがしたのを覚えています。

 

心情的には、性別はどちらでもあってどちらでもない、包括する大きな塊のようなものを感じていましたし、今でもそうです。

まるで乳児期の頃のように、私の人付き合いには、性別はまるで関係がないままです。

 

そのような性質の私が初めて痴漢被害に遭ったのは小学生の時でしたが、高校生になり電車通学が始まると、電車に乗れば100%というほど毎日のように痴漢被害に遭い、その度に身体の性別というだけで力の弱いものがねじ伏せられる理不尽に、ますます性別二元制への違和感が増し、受け入れがたい心情になりました。

 

そういった環境や体験に左右される人も多いそうなのですが、私もいわゆる【ノンセクシャル】(西洋圏ではアセクシャルとも)という性的欲求を持たないまたは持てない性的少数派であることには違いありません。

 

過去の経験や自分の心身の反応があり、夫婦生活における悩みというきっかけがあり、それがこうして性の本質へ向き合う原動力となっているのですから面白いものですね^^笑

 

 

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https://healthist.net/biology/1009/

park.itc.u-tokyo.ac.jp

 

そういえば・・・今、世界中でウイルスが猛威を振るっておりますが、性別を分けたのもウイルスによる進化であることがわかっているそうです。

 

 


 

さて、【性別はグラデーションなのに、乗り越えることのできない性の壁】言うなれば【性別二元制意識の壁】は、トランスジェンダーインターセックスだけのものではありません。

 

明確に分けられないものを分けようとすれば、その形に合わない箇所には必ず歪みが生じるものです。

無理に境界を作れば、居心地の悪さから安心を失う人も少なからずいて当然です。

 

確かに、役割の差から、大きく分けて向き不向きが生じますし、人には男性らしさや女性らしさを美しく感じる感性もあります。

大切なのは、それは境界のないグラデーションであり、時には青で時には赤で時には紫であるという流動的な自由が、初めから私たちには授けられているということです。

 

それは一言で言うならば、「自分らしさ」で片付けられるものでしょうが、現状を鑑みても、それぞれの性であるがゆえにもたらされる危険から守るためにも、性別による区別が必要な場面があります。

やはり、力の差によって抗いきれない性的暴力に直面してきた者の一人として、性の自由を尊重するためにも、安全や貞操が守られることを考慮することは必要不可欠だと断言できます。

 

明確に分けることができないのに、分けなければ安全を守れない。

分けてしまえば歪みが出る・・・。

しかしそれは、【これまでの集団生活】を続けるならば。というのが前提です。

 

 

昨年、この国にも新たな疫病がやってきて、政府からは「新しい生活様式」を提案されました。

残念ながら日本ではあまり進んではいませんが、これまでのアナログでの集団での生活を、デジタルで繋がる生活へとシフトチェンジしていこうという目標があります。

 

社会生活を続けながら、プライバシー空間はよりプライベートなものへと移行することができるため、こうした社会的なものに付いて回る性別の壁が、必要性を失っていくということでもあるのです。

 

しかしながら、この国は前例を変えることはあまり好きではない国。^^;

必要性がなくなったとしても、家の継承文化による婚姻の問題から性別のカテゴリーが変容するのはもっと先の未来かもしれません。

 

 でも、生活様式の変化によって、日常生活の中で感じるあらゆる違和感から遠のき、今こうして俯瞰して眺めてみますと、【必要のないもの】また【必要がなくなったもの】が継続して社会に根付いていることに気がつきます。

 

生活の中で行動として行なっていることは、無意識の思想や感性として刷り込まれていくものです。

 

無意識での刷り込みが進めば進むほど、人は考える必要がなくなり、あらゆる既存のアクションに対して固定反射的な反復生活を続けます。

 

社会の仕組みを見直し、変えることは、人々の意識にあった社会を構築し直すということであり、人々に再び自分で感じ取り考える【人間らしく生きられる機会】を強制的に取り戻させることでもあるのではないでしょうか。

 

 

性のこと一つとっても、人々の意識は変わっています。

草食系という言葉が出始めてから久しく、本来性欲があって当然だった若い世代でも、ノンセクシャルの方々が増えてきています。

これには、両親から取れるX染色体と違って、父親からしか取れないY染色体が、進化できずにどんどん小さくなっていることも関係していると思いますが、懸念されている生殖機能とはまた別の話だそうです。

wired.jp

 

 

 

万物がもたらす生命の神秘の変化を受け入れ、人々の意識、そして社会が変容していくときが今また訪れているのかもしれませんね😊🌸✨

 

 

「ようこそ、ジェンダーフリーの世界へ☆」この題をご覧になって、心躍ったお方はきっとその兆しを感じられてきたお方ではないでしょうか😊🍀✨

 

様々な分野で研究が進んでいます。調べてみるだけで、多くの常識はすでに覆されていることに気がつきます。

 

 

何かを学ぶことに使う時間は、自分の意識の自由を生む大きな投資です。

何か悩みがあるとき、その根本と向き合い調べてみると、そこには新しい世界の扉がすでにあるかもしれません。

 

 

全ての人の自分由来の輝きを、いつでもその輝きを思い出せて、生かしていける社会になることを願っています。

 

 

 

 

 

 

 

《他・参考記事》

www.natureasia.com

 

hatchobori.jp

 

scienceportal.jst.go.jp