春は、お別れの季節でもあります。

 

三歳児神話をこよなく尊重する我が家は、一年前、この時代には珍しい2年保育を選択しました。

 

同じ年の子供達が集団生活に慣れている中、娘にとっては大きな戸惑いの中で初めての集団生活が始まりました。

 

愛情ばかりが先立って、折り合いをつけたりできず、個性によっては自分の気持ちを抑えることが難しかったりして手が出たりということも、成長の過程でよくあることなのですが、娘の場合はすべて譲ってしまって自分を出せないことでした。

お手洗いも、一番早くに行っても、他の子に譲ってしまって最後になることもしばしば。

始めのほうは、帰ってから私の胸の中で毎日のように泣いていました。

 

 

一番の困難は、給食。

穀物しか好まず、お肉類となると、テーブルの上にあることすら受け付けません。

入園前にも相談済みでしたが、担任の先生が、食の問題から個性まですべて受け入れてくださり、毎日毎日様子を真摯にみながら娘の成長を促してきてくださいました。

 

 

本当に素晴らしい先生で、娘は先生からいただいたお手紙のお返事を握りしめて嬉しくて大泣きするほどでもちろんのこと、私にとりましても絆を築いてきた先生。

放課後にご相談したりということもよくありました。

 

 

その先生が、この春に寿退園なさいます🌸

 

とても嬉しかったのは申すまでもなく、その反面、あと一年お元気な笑顔がすぐそばにあると思っていただけに寂しさが込み上げます。

 

 

思うだけで泣いちゃう😭

 

 

思い返せば、夏頃、保育の現場でも先生が急に髪を短く切り、涙をこらえている姿を幾度も見かけて蔭ながら心配していたことがありました。

 

その時も娘が先生へ、絵と、「せんせい、みんなといっしょにいてくれてありがとう」というメッセージを書いて渡していました。

 

その時から、先生が笑顔を取り戻してくれましたが、今思うと、少し遠くへ嫁ぐために大好きなお仕事を辞めることを決心しようと葛藤なさっていたのだなぁと気が付いたのです。

 

本当に、子供達や保護者にだけでなく、すべての人、すべての事象、そして自分自身にも真摯に前向きに対処されるお姿に何度励まされたかわかりません。

 

 

先生にとりましても、長い年月を勤め上げた園を退職する記念すべき春が、臨時休園。

月曜日から、一週間、給食ありの通常保育が再開されますが、その先生を心から慕う娘の親として、決断しなければならない今日明日。

娘も「先生と別れたくないよ😭」と思い出しては泣いているほど、大切な絆。

 

不安もありますが、「大丈夫!」という心の声も大切に、給食前に早退させることも選択肢に入れながらしっかり考えていきたいと思います。

 

 

私にとりましても、先生と会えるのはあと一週間限り。

お顔を見ると泣いてしまいそうですが、大切にお別れしたいと思います😊🌸

 

 

先生のこれからの更なるお幸せを、心から願いながら。

 

 

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別れとは、本当に大切な人生の節目ですね。

この時ほど、相手への愛が大きくなる時があるのかと思うほど。

その御縁をいただいた意味を知る大切な機会でもあります。

 

自然な思いのままにお手紙に託すのも、思い出の輝きとして、お互いをきっと勇気づけるものですね🌸

 

絆は、会う会わない、距離、そういうものを超越したものだから^^✨

 

出逢いと別れ。

 

寂しさもありますが、これからも大切にしていきたいものです。