われても先に 逢はむとぞ思う

生きていてくれるだけで良い。

生きていて、笑っていてくれたら、何もいらない。

 

そばにいるのが苦なら、離れても笑顔でいられることを選んでほしい。

 

一人一人の笑顔や幸せより大切な大義なんて存在しない。

一人一人の笑顔や幸せを大切にすることが、遠回りでもその道しかないように思えてならない。

 

執着は愛じゃない。

大きな損失だけれど、人は駒じゃない。

 

本当に大切な人たち、愛する人たちに望むのは、やはり心からの笑顔で生きていてくれることだけなんだと、母は背中で教えてくれた。

 

その、深い愛を大切に刻むように受け止めたから、私も受け継いで手渡して、そして自らの内にも育てていこうと思う。

 

 

大切な人たちの、希望への道が これからも拓け続けていくことを、心から願う。

 

 

 

瀬を早み 岩に急かるる滝川の

われても先に 逢はむとぞ思う