その後の経過

 

四日前、入院中の夫の血中酸素濃度が大幅に下がり、病院へ駆けつけました。

胸水が溜まっていて横になると尚更咳が止まらないためにこの1ヶ月以上横になれませんでしたが、その夜思い切って横になって寝てみたらしく、おそらく横になったことで下に溜まっていた胸水の位置が背面に変わり、胸膜から肺へ染み出す水分量が大幅に増えてしまったのだろうと思います^^;

 

全く尿が出なくなり、膀胱も空っぽ。eGFR値が7まで落ち、尿毒症になってしまったので一刻を争うとのことで、急遽人工透析で延命措置を取ることとなりました。

 

透析直前のCT検査の結果もよくなく、水木金と、三日連続の透析を施していただくことになり、現在は体調も良好で、この土日の排尿量、体重の減り具合(入院初日1/4〜4日前まで、むくみの水分量だけで20kg増のままだったのが、透析を始めてからの三日間で15kg減)、そして月曜日の検査結果でこれからの治療方針が決まります。

 

腎臓は実はすごい臓器。

血中の栄養・ホルモンなどを含む物質の量を調整し、毒となるものを尿へ変える他にも、

血中酸素濃度を動かしているのも、骨髄へ血を造る指令(ホルモン物質)送っているのも、骨を丈夫にする指令を送っているのも、腎臓。

腎不全になると、これらができなくなり、夫ももう半年ほど前から貧血が目立つようになり、造血ホルモン注射を打ってもらっています。

そして、血中の成分量の調節ができなくなるので、うっかりカリウム過多になってしまったりナトリウム不足になると、筋肉が動かなくなり、ものの数時間で心臓も止まってしまいます。

カリウムは果物に多いのは知られていますが、救急患者で最も多いケースは、お中元などでもらうような果汁100%ジュースや野菜ジュースを毎日のように1缶ずつ飲んだりした人だそうで、他にも、急須で入れるお茶や昆布など、意識せずにカリウム量の高いものを多く摂ってしまうことがよくありますので、知識を十分につけておくことが大切ですね。

 

腎臓は毛細血管の塊のような臓器ですので、高血圧や血が汚れた状態が続くと真っ先に打撃を受けてしまう箇所です。

日本人の7人に1人が今は慢性腎臓病という割合。

やはり口から入るものに気を遣って、血をきれいに保つことが臓器温存の秘訣。

これは、身体全体にも言えることですね^^

 

 

 

切断がほぼ決定されていた足指も、救出できる可能性が出てきたとのこと。

もうこれは、毎日毎日綺麗に洗って消毒してくれた看護師さんと、荒療治で有名な形成外科の医師のヤスリ攻撃の賜物としか言いようがありません;;

「洗っている最中にぽろっと落ちてしまう人もいるんだよ〜」と言いながら、そうならないように一所懸命に丁寧に施してくださったそうです。

まだ決定ではないものの、真心を感じる、希望のある嬉しい知らせでした。

 

以上、その後の経過です。

 

 

 

身体が動いてくれること、健康でいられること、当たり前のようでありながら、奇跡の連続で、身体さんの頑張りそのものですね。

毎日、眠る前に、身体さんに「今日も一日お疲れ様、ありがとう」と労いの思いを持つだけでも、それからの身体への気遣いが出てきます。

 

夫のように取り返しのつかなくなる前に、後悔しないように、身体さんがまだ頑張れるうちに少しだけでも気にかけて、それを行動に移してもらえたらと願って止みません。

 

 

闘病日記は、そういった思いで書いています。

 

 

できるだけ、身体さんが喜ぶ食事、安心する感情を使う努力を、夫もこれからはしていくそうです。

(※冒頭画像は無料素材であり、本人達ではありません)